2011年11月20日

共同体からの隔離

破瓜期の少女を小屋に閉じ込めて一定期間、共同体から隔離する習慣は、どの民族の間にも認められた一種の通過儀礼である。

― 塔に閉じこめられた姫君 p16

 ごく平たく言えば「(特に父親からの)親離れ」であり、澁澤氏の言葉によれば「クリトリス段階の克服」のための隔離であるのでしょう。

 「少女コレクション序説」の原文では、この共同体からの隔離を表現した物語の例として、先にあげた「眠れる森の美女」以外にも「ラプンツェル」と、絵画「聖バルバラ」をあげています。

 すべての民族ということは、日本においてもこうした隔離が行われていたのでしょうか。山に棲む鬼に見初められてならないと、処女を人目に触れないように隠す昔話とかが、その行為を表現しているのかも。

 現代日本では、娘を女子校に通わせるのがそれにあたりそうに思います。ただ、共学の女の子の方が異性の目を意識して、より早く大人らしい振る舞いを身につける気はしますが。

posted by 竜胆 at 09:30| 塔に閉じ込められた姫君 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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